記憶

ある巫女姫の記憶

蒼いひとへ

月夜の海

広く 大きく あたたかい 背中異国の海で ひとり 佇む蒼い風のひと 寝静まった 仲間たちへの海の向こう 故郷へと想い馳せ誰にも 見せぬよう一筋の涙を流す その双肩にかかる決して 軽くはない志、覚悟その背中が 遠いまなざしが物語る 悲願 その優しさに胸に…